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2020年度活動方針

<はじめに>

 私たち電力関連産業を取り巻く環境は、電力・ガス小売り全面自由化により、エネルギー関連企業間の競争がいっそう激化しておりますが、グループ全社員の営業努力により、高圧・特別高圧の契約については、切り替えの抑止・奪還がされています。しかし一方で、低圧契約については、他事業者への切り替えが継続しており、火力発電所の高稼働に伴う燃料費の負担増や節電・省エネ意識の高まりも相俟って、グループ本社の経営収支に大きく影響を及ぼしています。グループ全体の最大の課題である泊原子力発電所の再稼働については未だ見通すことが出来ておりませんが、昨年2月に石狩湾新港発電所1 号機が営業運転を開始したことに加え、翌月には新北本連係設備の運転開始等、将来にわたる電力の安定供給および再生可能エネルギー導入拡大が進み、発電所の運用方法についても変化してきています。一方、新型コロナウイルス感染症は、急速にグローバルな広がりをみせ遂にパンデミックとなり、政府からも緊急事態宣言が出されました。これに鑑み感染防止対策として時差勤務や在宅勤務などを実施し、事業継続はもちろんのこと、電力の安定供給に支障のない体制を講じるなど、我々の働き方に大きな影響を及ぼしています。これをきっかけに新しいワーク・ライフスタイルへと変化することが予想されます。
 これらを背景に当社は、火力発電所設備の経年劣化による不具合対応や春先の定検工事および外販工事等の輻輳、泊原子力発電所再稼働に備えた技術力維持向上の確保を目的とした同業他社への出向・派遣等、各職場では人手不足等により繁忙感が増しています。
 このような状況下においても健全な会社事業を継続する上で「高い技術・技能の維持継承」、「有用な人材の確保・育成」が必要不可欠であり、当社の財産である「人」への投資が極めて重要と考えます。
 2020春闘は、取り巻く環境が厳しいなかにありながらも、賃金・一時金の取り組みでは賃金カーブ維持分の確保、賞与については年間での解決にこだわり回答を引き出しました。
 私たちに課せられた課題は多く、厳しく難しい判断が求められるものばかりですが、国民生活や産業の発展に欠かせない電力の安全・安定供給を支えるその源は、いついかなる時も、現場第一線で働く仲間が築き上げてきた技術・技能などの高い「現場力」であり、このことは今後も決して変わるものではありません。 私たちは、これからも公正で活力のある会社をめざして、働く者の立場から積極的に意見提起を行い、組合員をはじめ関係する多くの仲間とともに、電力関連産業の将来を切り拓いて行くことが重要であると考えます。
 政治活動においては、浜野・小林両参議院議員が、我々の政策・制度要求の実現に向け、懸命に取り組んでいます。昨年7月に施行された第25回参議院議員通常選挙において、組織内参議院議員「浜野よしふみ」氏を擁立しました。厳しく難しい選挙戦でしたが、組合員はもとよりご家族の皆様の含め、多くの仲間の絶大なるご支援をいただき、再選を果たすことができました。また、北海道においても6名の組織内議員が全道各地で奮闘しており、今後も北海道電力総連および電力プラント労組協議会等と連携し、組織内議員を通じて国政・議会の場で労働環境向上に繋がる議論を深めていく必要があります。

<組 織>

 ホープユニオンは誰もが「労働組合がある会社に勤めている」ことが実感できる「希望」の持てる魅力ある組織を目指します。
 組合員と組織がより信頼関係を強固にするために、一人ひとりが責任感を持って協力し合えることが重要であり、実行力のある幅広い視野を持った“人の力”が組織力向上に繋がると考えます。 引き続き、人材育成活動を時代に見合った教育内容となるように充実させ、必要な基礎知識の習得とボランティア精神の醸成を視野に入れ、次世代を担う役員・リーダーの育成と会社組織でも信頼・活躍できる人材の育成を目指した活動を展開します。
 労使の信頼関係維持向上は組織の発展に欠かすことができません。今後も日頃からの連携を密にして問題意識の共有に努めます。
 また、外部団体との連携は組織が成長するために重要な知識や前例を知ることができる手段です。今後も積極的に情報共有・連携強化を図ります。

<職 場>

 「安全と健康の確保は何よりも優先する」を基本的考えのもと安全衛生対策活動を展開してきましたが、残念ながら労働災害は無くなりません。今後も「共に働く仲間から労働災害を出さない」との強い決意のもと安全意識の高揚と過去の災害事例を教訓に安全対策を確実に実施し、組合員はもとより働く仲間が心身ともに安全で安心して働くことが出来る環境整備と労働災害撲滅に向けて継続的な活動を展開します。
 適正な労働時間管理はワーク・ライフ・バランス実現に欠かすことができません。今後も労使一体となり「時間外労働に関する労使協議」を充実させるとともに、本部と支部の連携を強化し「長時間労働による健康障害などを発生させてはならない」との認識のもと過重労働対策について取り組みます。

<生 活>

 労働条件の向上には人事賃金制度や福利厚生制度の充実が必要不可欠です。このことは組合員の「働きがい」に繋がることから、誰もが公平で納得できる制度設計になるよう引き続き検討を進め提案するとともに、時代に合った人事賃金制度実現に向けて会社と協議を進めていきます。
 仕事と私生活の調和を図ることは男女を問わず家族的責任を果たすことに繋がると考えます。働きやすく有給休暇を取得しやすい環境を実現することにより、総実労働時間短縮を目指します。
 私たちが働く電力関連産業はエネルギー政策、原子力発電所に関する事項など政治に大きく関わっています。組合員とその家族が安心して暮らせる環境の整備と充実に向けた取り組みを展開し、今後も各級組織内議員確保に向けた政治への理解活動を継続します。

【2020年度重点項目 〜【HOPE UNIONビジョン「希望」】を見据えて取り組む項目】

<<組織>>  今こそ「絆」の力を!

1.組織力の向上
 ・組合員のスキル向上と結束力の強化
 ・本部と支部のさらなる連携強化
2.人材育成の強化・活性化
 ・教育指針を基本とした取り組み
 ・次世代を担う役員リーダーの育成
3.労使関係の維持向上
 ・労使一体となった諸課題の解決
 ・労使懇談会等の定期的な開催による協調体制の維持継続
4.外部団体との連携強化
 ・北海道電力総連、電力プラント労組協議会の関係諸団体と連携を継続

<<職場>>  安全は気持ちのいい職場から!

1.安全衛生の向上
 ・労働災害撲滅に向けた声掛けや気配りの励行
 ・組合員をはじめ働く仲間すべての心身の健康維持
2.安心できる労働条件と雇用確保
 ・会社にとって“人”が財産である=「雇用の確保」を労使間で継続的に確認
 ・労使一体となった時間外削減施策の展開
3.働く仲間力
 ・共に働く仲間同士のコミュニケーション強化
 ・組合員の交流を深めるヤングリーフクラブイベントの開催

<<生活>>  みんなの笑顔がみたいから!

1.安定した豊かな暮らしの実現
 ・時代に合った人事賃金制度導入に向けた取り組み
 ・労働条件の維持向上を目指し「働きがい」が感じられる福利厚生制度充実に向けた検討・提案
2.労働環境の整備
 ・有給休暇を取得しやすい職場環境の整備
 ・総実労働時間短縮
3.男女平等参画社会への推進
 ・すべての組合員が公平公正な評価・処遇を受けられる職場づくりへの提言
 

以 上

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